2014/09/09

バターチキンを巡る冒険 1

インドで最初に降り立ったのはティルチラパッリという聞いたこともない地名。

なぜティルチラパッリなのか??

インドまでに3ヶ月の間、中国、東南アジア、オーストラリアをうろうろとして、インドへの肩慣らしを終え、いよいよインドへの道のりを計画しておったところ、air asia という航空会社の便が一番安いと発見し、それに乗ったというだけ。

インドはインドだし、南のほうから北上するのも良いだろうと思いました。


南と北では大きく違うよと聞いていたので縦断するのにも都合が良いかとも。


降り立った空港はとても小さくて、空港内に小さな両替屋さんがあるくらい。。。
国際線も離着陸しているのに。。。

とにかく町に出てインド的な雰囲気を味わうためにバスに乗り込みます。
空港で両替していなかったし、私設の(闇)両替屋さんに悪いレートでインドルピーに交換してもらう。
店舗を構えて両替をするのが正式な商売だとしたら、個人でやってる両替は(闇)と区別されます。
おそらく両替には資格?のようなもがいるんじゃないかな?
レートは店舗式の両替屋さんや銀行のほうがいいです。

だけど手持ちにインドルピーがなく、ATMもなかったら少額だけ両替するという便利な面もあります。




当時のレートが1ルピー≒2.1円
町に出るにもタクシーの呼び込みがワラワラと寄ってくるのですが、タクシー150ルピーだったので
もちろんバスに。
それまでに東南アジアで揉まれてきたという少ないながらも自信があったので、それなりにうまくことを運べている気がしました。


着いたバスステーション

もう完全にインドです

小学生のときに行った天王寺動物園周辺の映像が蘇ります

 
町に着いたら、当日の宿探しから始まるのですが、この時点ではまだ「地球の歩き方 インド」を持っていなかったので、手当り次第、目に入る宿に飛び込み相場を知ります。

旅行中では一番タフな時間です。

だいたいバスステーションに着いたら、ワラワラと宿の呼び込みがあるんで結構楽ちんに進む場合もあります。

いろんな呼び込みに誘われながら、相場を知るのが手っ取り早いし、重いバックパックをバイクに乗せてくれたりもする。

呼び込みマンと値段の交渉をして、直接見て宿も気に入ったら交渉成立っていうのが基本。

が、

最初に言っていた値段と違ったり、極度に不衛生だったりしたら交渉決裂です。

呼び込みマンは宿に連れて行って、交渉が成立したら歩合がもらえるから、まず宿に連れて行きたがります。
「あれ?最初言ってた値段とちゃうやん」となったら、宿の人間と呼び込みマンは必死の抵抗を試みます。

「エクストラベッドだから!」(監獄みたいな部屋だった)
「クリーンだから!」(蚤や蚊が。。。)
「空調あるから!」(ファンだけやん)
「連れて来たったやん!」(仕事です)
「な!ブラザー」(インドでよく耳にした台詞は俺たちブラザーだろ)


 


ティルチラパッリでもすこしは呼び込みがあるのかなと思っていたけれど、全然ないから自分で探すはめに。

選んだ宿はエアコン無しで50ルピー。
当時50ルピーでも高いと何故か思った記憶があります。
めちゃ安いのにね。。。

 
飛行機に揺られ、さらに前日出発した日から計算すると1日26時間の計算になる。
重いバックパックを炎天下の中担いで、もう探すの面倒になるときもあります。

ということで着いて最初の仕事(宿探し)はタフなのです。


荷物も置けて、次にすることは睡眠か、食事か。

長旅だったらお腹はすいてるけど、睡眠不足で胃が痛かったりするので1時間くらい寝てから、
シャワーを浴びて外出。


!!!



寝すぎて暮れなずむこともあります。



バターチキンまであと約60日!!!

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