2015/10/11

バターチキンを巡る冒険 29

<前回までのあらすじ>命からがらたどり着いたネパール。旅行者への客引きはインドとそう変わらないけれど、桃源郷と言う殺し文句に、どことなく色眼鏡でネパールを見てしまう。
「インドに比べたら柔和よな」と無理やり。。。思うことにする。


カトマンズの滞在場所はタメルってところです。

タメルらしさ、ネパールらしさはお土産物屋さんの種類が物語っています。
例えばトレッキング用品を扱うアウトドアのショップ。
適当に目をつぶって10件の店をピックアップして選んだら3件はアウトドアショップ。
日本で買ったら高いんだろうなというものも破格で売ってあります。
もちろんニセモノです!!それっ
て機能的に大丈夫かな?
エベレストへのトレッキングの出発地点もあるし、ツアーも盛んにあるので、地域性が出ています。




続いてセーター屋さん。
これも10件中3件の割合であります。
カシミア・パシュミナ・ヤクウール?100%とかウジャウジャ売っています。
これは本当に100%か確かめる術がないために真偽のほどはわかりませんが、どれもびっくりするほど安いです。300円とかです、こうなったら本物でもニセモノでもかまわない。
買おうかどうか迷ったのですが、かさばるしやめました。

2件は何故かTシャツ屋さんがランクイン。
刺繍でネパールTシャツを作成して売っています。

裏道なんかに入ると刺繍工場が点在していて、流行している理由もわからないけど、需要があるから作っているんだよなぁと感心したりもします。
こんなに刺繍T売っているのなんか見たこと無いな。

あとは日本のインド雑貨屋さんを思い浮かべてもらったわかるのですが、そのようなお店。

残りは小さいネパール仏具、食堂、レストラン、ネット屋と分類されます。

きっちりと線を引き「君はアウトドア」「僕はTシャツ」と色分けされているのは稀で「俺はアウトドアもやるし、仏具も売る」「私は全部」とグルングルン混ぜこぜなものだから、それぞれの店に特徴はなく、陳列の仕方も一緒だから街全体が金太郎飴のようです。

どこで何買っても同じだし、商品もだいたい同じ。
カトマンズは笑顔で「ナマステ」から始まり「見るだけタダね、なぜ見ない?」を通過して、踏み込んだ話題になってくると「グッドプライスね、いくらなら買う」と不思議とどこでも本当に同じやり方なのです。
接客マニュアルでもあるんか?というくらい。


大麻いらん!(路地裏に入ると小声でハシシ?)

リキシャいらん!(オートバイタクシーが声かけてきます)

タイガーバームいらん!(何かの隠語なのでしょうか?)

両替いらん!(親指と人差し指をスリスリさせながら)

1ルピーあげません!(子供とか目があったらとりあえず、1ルピ

ーといいてきたりしますが)

ノープロブレム!(もう旅行者がやたらいわれる言葉のひとつ。

絶対問題ありそうな時でも、ノープロブレムです)

このTシャツではノープロブレムまでは全ていらない!と言ってい

るのに最後に問題ないよ!って言うところが微笑ましいというか

何かインド・ネパール社会を表しているというか。

怒っちゃ負けだなぁと思わせる、うまいことオチつけてるなぁと。

自虐的だけど微笑ましい。インド人やネパーリーの客引きたちが日常の仕事に遊び心を加えて、また商売にしているっていうところもおもしろい。
またどこの土産売り屋さんでも売っている特許のなさとか全部ひっくるめておもしろい。



結局のところインドから離れて、ネパールに来てなんだか楽しん

でおります!!


もうバターチキンのことはそっとしておいてください!!!


バターチキンまであと33日!!!

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