2015/03/01

東京マラソン(仮)



先週の日曜日、22日は東京マラソンでございました。

TVのニュースや新聞などで知った方も多いかと思われます。

マラソンブームの火付け役。

市民ランナーの憧れのひとつ(?)。

都市型マラソンをリードする東京マラソン。

僕、この倍率10、7倍というプレミアムな出場権が当選しておりました。

今年を逃したら単純に10年後となる東京マラソン出場権。

出ない理由はありません。

前日21日の土曜日から東京に乗り込んでおりました。

もちろん東京マラソンに出場するために。

が、しかし!!

出場することは叶いませんでした。



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通常、フルマラソンを走るにあたって、3ヶ月を目安にトレーニングすると良いといわれます。

完走したい!

5時間切りたい!

4時間切りたい!

3時間切りたい!

と、人それぞれ目標とするタイムが違うので3ヶ月だけ頑張ったらいいというのではなく、まじめにフルマラソンにむけて練習するのは3ヶ月って感じかな。

年間を通して、トレーニングに励み、総仕上げとしての3ヶ月なのか。

はたまた

ぼちぼち走れるようになったから、フルマラソンに挑戦してみようっていうところからの3ヶ月なのか。

両者ではやはりその3ヶ月の意味が違ってきますが。


僕は14ー15年シーズンの最終目標に東京マラソンを位置づけておりました(年間を通じて、それなりに練習を重ねており、自己ベストを出したいと考えたシーズンの最終到達地点)

13ー14年シーズンのフルマラソンで3時間22分だったので、出きることなら3時間を切るつもりでした。

ということで9月くらいからじっくり足を作り、11月に練習でフルマラソンを走り(4時間ちょうど)、課題を見つけて、12月、1月と徹底的に走り込み、2月に入ってきました。


平日は暗いうちから走りだし、休みの日はもちろん日の出前から長距離を走ってました。

休みの日なのに朝から顔色が悪いと言われることもしばしばでしたが、そこは3時間切りのためです、特に気になることもありません。

走ることで健康になっているのか、むしろ走り過ぎで免疫力低下しているのか。。。。


そんなこんなで2月に入り、そこからいよいよ大会に向けて練習量を落として、大会に調子を合わせるという調整という期間に入りました(ふと気を抜くと俺は何真剣にやってんねん!?というくらいナイーブになる)。

それまでずっと月間走行距離を120パーセントくらいだったのを、減らすというのは意外に難しいもので、気持ちと体力が反比例し、変な感じになります。

走らないと不安だけど、走る量を減らさないとピークを大会に持って行けないという葛藤。

そして1週間前くらいにはカーボローディングっていう食事の調整も始まります。
4日くらいまえから炭水化物を増やして、身体に糖を貯めるのですね。



いよいよ前日には
新幹線でのお弁当も自作し(コンビニのおにぎりよりはと思い)、

サワキにはカステラ作ってもらって(←マラソン前にはおしるこやカステラが良いのです)、

カフェインを採らないようにして(←マラソン中のトイレでの時間ロスを防ぐ)、

OS1という経口補水液を常飲し(←水も体に貯めだす)

大会に向けてすべての調子を整えておりました。

そりゃ半年間ここにむけて練習し、食べたいものも(それなりに)節制し、お酒も控え、走り過ぎて鉄分不足になりがちなのでレバーやひじきを多量に食べるようにしてきたのだから。。。


新幹線で食べた自作弁当。
このお弁当も結局なかったことになる。

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新幹線で夕方に東京に着き、そこから東京ビックサイトというお台場の方の国際展示場に向かい、
受付をすまし、ゼッケンやICチップをもらう。

さすが3万人クラスのマラソン大会です、受付の規模も最大級で、人もメチャクチャ多いです。


どうやらここで風邪をもらったようです。


最後の最後のところで油断したのかもしれません。
慣れない東京にきて、緊張していたのかもしれません。
調整を意識しすぎて、余裕がなくなっていたのかも。


今となって振りかえると様々な悪条件が最後に重なったように思いますが、当日は宿に着いたら、
移動疲れではない疲れを感じ、焦りました。
デカい荷物をもって、うろちょろしていたからなぁ。

自分をごまかし「絶対に風邪ではない」「明日になれば快調である」と言い聞かせながら、夕食を食べます。

が、


数時間後にはすべて嘔吐してしまい、カーボローディング失敗したと悔やみながらも(嘔吐しているのにカーボローディングのことを引き合いに出すぐらいマラソンへの影響を考えていたのです)、
「風邪ではないんだから、朝に食べたら間に合う!」
と言い聞かせながら、就寝します。

お風呂にも浸かれないくらいのしんどさだから、あきらかに風邪の諸症状なのですが。。。


翌朝は起きても、身体がしんどく、頭も痛い。

目標を下方修正して、

「記録は無理でも完走はしたい、ここまで来たんだから出場して東京マラソンを味わいたい!」

とにかく朝ごはんは3時間前に食べて、バナナやカステラを食べながら移動しよう!ということで
朝食を食べるけど、吐いてしまう。

ここまで来て。。。

む、無念。。。



結局、東京マラソン当日はホテルの部屋で安静にしておりました。

東京まで来て、マラソン出来ないだけでなく、外に出歩くこともできず、おいしいものも、コーヒー屋さんにも行けず、部屋でじっとしているだけ。。。




お!そろそろ出番ですか!
ご主人様!!!

いよいよですね!!
ご主人様!今日は見せつけてやりましょうよ!!

持ち主の念がこもり、ウェアやシューズ、時計からも声が聞こえてきそうなくらいです。

晴れ舞台で使ってあげることが出来ずに心苦しく東京を後にします。
(翌月曜は無駄に回復し、とりあえずの東京の思い出ってことで20kmほど走りました。)



14-15シーズンの練習の成果というか、自分では自己ベストは出せるくらい走力がアップしているとおもい臨んだ東京マラソンでした。

このままでは新しいシーズンに向けての課題もわからないし、不完全燃焼のままで悶々としてしまうということで、

最終水曜日は<ひとり枚方フルマラソン>を決行することにしました。

調整ピークを逃し、とくにカーボローディングもなしで、5時半起床の6時スタートで出発しました。

ド派手な号砲もないし、沿道で応援してくれる人もいない、給水場はコンビニで、トイレもコンビニです。
信号で止められるし、踏切では止められる。

いつも通りに35km以降はしんどいし、ヘロヘロだけど、もう一回調整するのはゴメンなので、最後の力を振り絞ります(まさに振り絞る)。

結果は!?






なんとかかんとかの3時間10分切り。
自分で測ったコースとGPS頼りだから、誤差はあると思いますが前後5分以内だと確信しております。

公式記録ではないものの、なんとか新シーズンに切りかえれるし、後半10kmのタイムが20秒くらい落ちているなどの課題が見つかったし、良しとします。


完全燃焼ではないものの、不完全燃焼は避けられた!!!

という感想です。

つまるところ、ろくな調整もせずとも走れるんだから、あまり神経質に調整するのも考え物だと思いました。
これもまた収穫です。


サワキをはじめとするアバウトスタッフにだいぶ前から根回しし、休みを頂き、出場できなかったというのは、ちょっと笑えたけど、やはり、やはりすっごく大変だったけど、大会に向けていろんなものを整えていくのはおもしろかったなぁと振りかえります。


しばらくは大会に向けたランニングではなく、基本に立ち返ったウォーキングなどでゆっくり地盤を固め、新シーズンを目指したいと思います。

*朝走っている時に結構お客様とお会いします。

その時は絶望的な顔で走っており、さぞかし悲壮感に溢れておりますでしょうが、ご心配なく。
真剣なだけで、いたって楽しんでおります。

挨拶もままならず「オアオウゴザァィマァズ(おはようございます)」になっていたり、声にもなっていなかったりするかもですが、ご了承くださいませ。




仕事より真剣なように思われそうですが。。。。

もちろん仕事のほうが真剣ですので、安心してご来店ください。


明日の日替わりランチ  ¥890

*鶏天の大根しぐれあんかけ
*焼きジャガイモのひじき和え
*キノコと玉ねぎとセロリのラー油マリネ

サラダ・スープ・ご飯・ドリンクつき


お肉のランチ  ¥950

豚肩ロースの自家製ハムとキャベツの白ワインビネガー煮込み

サラダ・スープ・ご飯orパン


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