GWまっただなかでございますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか??
アバウトアコーヒーは明日5月5日を休ませていただきます。
イレギュラーなお休みでご不便・ご迷惑おかけするかもしれませ
んが、よろしくお願いいたします。
それではインドブログでGWも旅気分でよろしくお願いいたします。
<前回までのあらすじ>沈殿していたカルカッタでの生活を投げ打って、一路ダージリンへ!
トイトレインなる、おもちゃみたいな電車に乗りたいんだから~
カルカッタを22時に出て、翌8時にダージリンに向かう「トイ・トレイン」に乗り換えるための早朝にニューシャリグリーというところに着く予定。
暑かったカルカッタを脱出して、涼しいと言われるダージリンへ。
カルカッタ・シアルダー駅にほどなく着き、列車もきっちり乗りあとは寝てたら着くという安心感。
垢と埃にまみれた体、夜でも汗はかくけど気分は避暑地に。
8時過ぎても全然止まらないし、誰も降りる用意すらしていない。
「こりゃ、遅れそうだな・・・トイトレイン間に合うかな・・・」
結局着いたのは2時間半遅れの10時半。
そしてトイ・トレインは 無情にも出発していた。
(時間にルーズなインドの列車ですが、始発はきっちり出発するんだなぁ・・)
この時点で結構な落ち込みでした。
ダージリンからカルカッタに戻るつもりは無くて、そのままネパールに行こうとしているので、乗る機会を失ったということ。
片道だけのチャンスだったのです。
そう今回のメインディッシュは最初に来るんだ。
仕方なく乗り合いのジープでダージリンまで向かうことに。
乗り合いで120Rsだったから1時間くらいかなっと思い込んで乗り込んだ。
<以下お食事中の方は避けたほうが良いかも>
乗ってしばらくして体に違和感が。
「なんだか気持ち悪い、いきなり高山病か?」
と気付いた時点では遅かった、いや気付くことなんか不可能だ。
ドライバーは『必要以上に急発進、急ブレーキをかけるタイプ、不必要にブレーキを踏むタイプ』でした。
狭い車の中にひざを突き合わしてインド人達がいる。
「彼らも苦しいのだろうか??それとも俺は過敏になっているだけなのか??」と自問しだす。
朝ごはんは駅でマンゴー剥いて食べただけで、空腹だった。
チョビチョビ水飲みながらやり過ごす。
道は次第に山道に入り、一台がやっと通れるくらいでヘアピンカーブをクルクル繰り返し出す。
そして道も舗装されて無いくらいならまだしも、地雷でも爆発したの??というくらいのオフロード。
「グァタン、ギュアタン」と上下にもシェイクしだした。。。
こうなったら「運転手の顔を睨みつけてやろうか」という八つ当たり的な考えで見てみると、長いまつ毛と愛くるしい黒目がちの瞳に、うっすら笑みすら浮かべている。
罪は無い、無意識なのだ。
どちらかと言ったら自信アリだ。
憎めない。。。憎んだところでも何にもならんのですが。
こうなったら我慢するしかない。標高はどんどん高くなり、景色も良くなってくる。
インドだし、シヴァ、ヴィシュヌ、ガネシャと思いつく神様にお祈りした。
「インドの神様、助けてください」
だんだん顔も青ざめてくる。
「そういえば、シヴァって顔色いつも青いよな」と減らず口さえも隣のインド人に言えない。
そして、あの感じがきた!
口の中が急にキューって乾いて、しょっぱい唾液が溢れてきた。
吐く手前のSOS信号。
本当にヤバイ!車内はゲロまみれだ!
でも最悪なら車を止めて吐くことが出来る位置にいる。
なんつって止める??
「ストップストップ!!」か??
中国の寝台バスでも同じ状況を乗り越えてた、あの時は吐くことが不可能な位置だった。
それに比べたら今回なんか。
「吐いたらマンゴーの黄色かな?」
「トイ・トレイン乗れへんかったうえに何故?」
色んなこと考えて気を紛らわします。
(喉元まで来たが)1回目は耐えた!
(喉元まで来たが)2回目も耐えた!!
3回目は口の中まで来た!!!
と同時に飲み込んでリバース返ししてやった(改めて人間の未知の能力に驚く)。
泣いていないのに涙が出ました、酸っぱさとヒリヒリで。
口から出ていないから、吐いたというのにはカウントされませんが本当に大変でした。
悪いことが続いている時は、立て続けに悪いことが起きます。
着いてからのことを心配するけど、3時間かかってなんとかダージリンに到着したのでした。
思い出しただけで口の中が酸っぱくなる体験でした。
とは言えインドのことなど1%もわかっておりません。
バターチキンまであと38日!!!!
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