2015/04/21

バターチキンを巡る冒険 19

<前回までのあらすじ>毎日ダラダラと過ごすカルカッタ。一日ひと仕事といっても仕事内容は、
散歩しただの、歯ブラシを買っただの・・・。
破壊的ではないものの、建設的とは程遠く、旅行を組み立てることもままならない毎日。

どうにもこうにも、このままではこのブログいつまで経っても終わらないのです。
今日はカルカッタでの怠慢な毎日を一気に写真と共に書く魂胆です。




市場では所狭しと商品が並びますが、
砂埃がすんごいです。

なにやら屈強な男たちが集まっております。

マンパワーすんごいです。

何故か親父が自慢げに写ろうとする。
あれはなんだこーだと説明してもらうけど、
暑いからほとんど理解できない。
適当に「Good」と言っておく。

子供もガンガン働きます。


米の量がすんごい!


やることないから映画でも観てみる
ちなみにハムナプトラです。
原題「マミー」

2時間くらいの上映時間でも一旦休憩が挟まれます。


やたらカッコイイ鉄橋なのですが、実はこのあとおまわりさんに注意されます。

インドは隣のパキスタンと戦争状態といったかな、
関係は常に良好ではありません。

そういった国で主要な橋や空港などをおもむろに写真撮影することは
禁じられていて、データやフィルムを没収されても文句言えないのです。

テロや諜報活動と思われても仕方ない行動なのですね。
あと写真は無いですが、カルカッタには地下鉄があります。

地下鉄は都市の象徴だという根拠の無い自信があるのですが、乗りました。
インドはデリーにも走っているのですが、インド最初の地下鉄はこのカルカッタ。
地下鉄内は写真撮影厳禁、もちろん犯罪防止と上記の軍事的な意味合い。

正直とても暗かったです、地下鉄。クーラーが効いて涼しいことは確かなんですが。
地上は今日も40℃を越えて暑く、喧騒に満ち溢れているというのに、地下鉄は暗くて寂しい感じ。
地下鉄のホームも「何か爆発したのか?そしてそれは片付けないままなのか??」というところもたくさんあって、
いい感じでインドを感じさせます。




インドは南から乞食が多いのですが、カルカッタは特に多いです。
いないなぁと思う時が無いくらいでしょうか。
犬やカラスに混じってゴミをあさります。
駅のホームには不具者がぞろぞろ、バクシーシを求めてきます。
ホームレス、浮浪者、野外生活者・・・など書き方云々は様々ですが、乞食という職業として乞食と書きます。
そういう職業だから。

僕が想像しても大変だなぁとか、つらそうだなぁとかしか想像の範囲を超えられないカースト制度。

カースト内での助け合いや社会保障などがあり、なかなかその壁と言うのは壊れないみたいです。
壊さないと言った方が正しいのか。
旅行者の僕に意見を挟む隙なんか一切ありません。
コインを持っていたらあげる、持っていなかったらあげない。
それだけ。
それ以上でもないし、それ以下でもない。

他東南アジアでも同じスタンスで乞食に接してきたけど、ここカルカッタは多すぎる。
すこし混乱します。。。
恵まれている人間が施しを与え、来世を迎えるというのがインドの慣わし。
貰う方も臆することなく貰ってあげるというスタンス。
僕にはインドの慣わしはわかりませんが、旅行しているくらいだから恵まれている人間です。
ヒンズー教ではありませんが、持っていればあげます。

とはいっても
「ホームレスのストリートチルドレンたちはキラキラと目を輝かせながら辛い仕事でも楽しそうに元気にしていました!」とはちと違います。

子供なんだから目がキラキラはまぁまぁ常識で楽しそうに遊ぶのも普通です。

日がなダラダラしている(夜中にがんばってるのかな?)乞食もいるし、朝から頑張ってる乞食もおります。
アグレッシブにバクシーシしにくるのと、全然しに来ないのもいる。

乞食の仕事量と出来る乞食と出来ない乞食の差があるかわからないし、わからないから日本人なのだと思います。

これぞインドのことを1%もわかっていない理由のひとつであります!!!

バターチキンまであと40日を切ります!!!
次回はダージリンから!!

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